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コラム

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夏雲多奇峰(かうん きほうおおし)

2013/06/01
6月に入り、若い生徒さんと伺った、神楽坂のお茶室でお軸拝見。
夏雲多奇峰・・かうん きほうおおし

夏の雲〜たぶん入道雲かな〜が、不思議な形をした山の峰のように見える、
そんな意味だそうです。
中国の詩人、陶淵明の作で、
春水満四澤  春には雪解け水が、沢に満ち  
夏雲多奇峰  夏には峰のような入道雲が現れ
秋月揚明暉  秋には名月が輝き
冬嶺秀孤松  冬には山嶺の中に、一本の松だけが高くそびえている

四季の自然の変遷を現した五言絶句。
1700年ほど前に作られたとは思えない、美しい漢字の連なりです。
漢字を崩した、日本の仮名文字も綺麗だけど、
中国の漢字には、オリジナルの魅力を感じます。

お茶も書も器も、暮らしに根付いたものの多くは、
中国やアジアから流れて来た、長〜い歴史ある文化そのもの。
西から東へ、東から西へ、
文化の流れは、これからも年月を超えて、続くことでしょう。
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