ネバーランド
ネバーランド

コラム

日々想うことなどをお届けします。

モーツァルト「レクイエム」

2006/12/22
学生時代に友人が「レクイエム」のLPを買うのに付き合い、一緒に聴いた記憶があります。モーツァルトを好きになって間もない頃でしたから、この未完の曲には期待したのだけれど、あまりの暗さに、その時は正直がっかり。もう30年以上も前のコトです。その後、映画で何回かあの曲を断片的に聴き、その度に全身に滲み渡る何かを感じ、一度は全曲を生で聴きたい・・と思っていました。この年末に念願叶い、ワルシャワ歌劇場室内管弦楽団&合唱団のコンサートに行って来ました。モーツァルトの軽さはないけれど、天上に届くような、響き渡る合唱の美しさには涙が出ました。モーツァルトが仕上げたら、たぶんもう少し違った展開と広がりになっていたのでは・・と思われて、そんなイメージが膨らむと、また聴きたくなる不思議な曲です。生誕250周年が終わり、これからもモーツァルトの曲は21世紀に残り続けるのでしょうか・・。美しい音色に心安らぎ、明るさに励まされ、軽妙なテンポにワクワク、モーツァルトの音楽は、私にとっては時折現れる天使です。これからも、ふっと現れては素敵なプレゼントを置いて行ってくれることでしょう。
このページの上へ