ネバーランド
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コラム

日々想うことなどをお届けします。

自宅へ一旦戻ってから・・

2017/09/10
日曜日は用事を済ませて、一度戻って休憩してから、夜の羽田空港へ。

LCCエアアジアは満席で、お隣は中国人の若い女性。
何となく話かけたら日本語堪能で、爆睡するまでおしゃべり楽しみました。

住まいを聞くと、マレーシアとのこと。
日本では「中国人」を一括りにするけれど、
中国人は世界中、特にアジアのどこにでも住んでいて、
香港、シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイやベトナムにも中華系がいます。
中国本土を出たご先祖が、他国で働き、家族を作り、やがて中国人社会を築いて行った。
国籍が違うのだから、一括りには出来ないんですよね。

「中華系マレー人?」
「はい、そうです。高校卒業してから日本で数年過ごしました」
日本が好きだそうで、毎年一度は家族や友達と日本を訪れるという、とても嬉しい言葉。
「どういうところが好き?」
「トイレもどこも綺麗、ちゃんと順番に並ぶし、皆んな親切で優しい・・」と。
「北海道へは行った?」
「いいえ、でもとても良い場所と聞いて、一度は行きたいです!」

マレーシアの生活なども聞いてみました。
首都クアラルンプールの隣の州に住んでいるそうです。
「マレーシアで中国人は良く働くよね。お酒も飲まず、日本人よりよく働くみたい」
「はい、中国人は負けず嫌いだから」
「ケンカとかは起きないの?」
「中国人は、言いたいことを言うので、その場ではぶつかる時もあるけれど、
後には残らない」と、的確な回答でした。本当にそんな感じ(笑)
「マレーシアの生活は、どう?」
「政治的には、時々衝突があるけれど、暮らしは問題ないです」と言ってました。
多民族国家の難しさを抱えつつ、それだからこそ、強く逞しく育って行くのでしょう。

中国人に限らず、アジアの若い男女が続々と日本を訪れ、
日本で学び&働き、先を行く日本の技術やシステムを習得して、
自分たちの成長へ繋げて行く。凄いパワーとエネルギーを肌で感じます。

難しいと思われる「日本語」を覚え、
表面的には優しい日本人だけど、閉鎖的な日本社会で学習したり働いたり、
それが自分の夢に繋がる、強い確信があるのでしょう。

日本を訪れるアジアの若者たちにエールを送りつつ、
日本人として、ちゃんと生きていかないとな・・と気持ち引き締めた夜のフライト。

この後、二人とも着陸まで爆睡でした(笑)
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