ネバーランド
ネバーランド

コラム

日々想うことなどをお届けします。

日本との距離

2017/09/21
日本からの友人メールで
「遠いところから有難うございます!」という文面がありました。

日本から見ると、マレーシアってとても遠いんだな、と改めて思いました。

こちらマレーシアからは、日本はとても近くに感じます。
飛行機で7時間というと、確かに長時間だから、距離はありますよね。
それなのに、何だろう・・日本は、自分の祖国だから、近いのかしら。

娘たちとは、LINEでやり取りしたり無料電話で話したり、
日本のドラマを動画サイトで観たり、ニュースはネットで読んだり、
昼食にはソーメンを茹で、夕食には、日本にいた時と同じ食事を作り、
連れ合いとは日本語で話す日々。

住んでいる場所が離れているだけで、
日本は、私のすぐ近くに存在してます。

周囲の人たちとは、言葉が通じなかったり、
コミュニケーションが大変 ^^;、だったり、
未だに、気候や文化、システムの違いにオタオタするけれど、
それはそれで楽しくて、
だからと言って、日本が遠のくことはないです。

むしろ、外の世界では「日本」を強く感じることの多さに驚くくらい。

食材のひとつひとつ、
例えば日本の「長ネギ」って、美味しくて不思議な味だな・・とか、
そこから日本人の味覚に思いを馳せ、
南国の花の鮮やかさから、日本の植物の曖昧な色を思い出し、
日本人特有の色彩感覚を思い返したり・・

光熱費やガソリン代から、
資源の豊富な国マレーシアと資源の乏しい日本を比べたり、
幾つもの言語を同時に習得する子供たちを見て、
多民族&多言語国家と、単一民族&単一言語の国とでは、
乳幼児の成長段階で、すでに言語意識が違うのかも・・と、改めて気づいたり。

生活のひとつひとつから、歴史や習慣、政治や経済まで、
日本の良さやら特異性を、感じない日はないかもしれない。

私の中に、祖国「日本」がしっかり根を張っているから、
こうして、他国の文化を受け入れ、暮らして行けるのかな、とも思います。

 
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
このページの上へ