ネバーランド
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コラム

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旧正月が続きます

2022/02/04
マレーシアには「割り勘」文化がなくて、食事に招待した人が全部支払う方式、海外では一般的かな。

そうは言われても連日、中華系ご家族のご招待で私たち3人が食べ散らかすのは申し訳なく、「お年玉」でお金を包みました。旧正月では「蜜柑」と「お年玉袋」が飛び交うんですが、主にこのお年玉は子供や単身者、高齢者向けのよう。日本と同じですね、ホント。

私たち3人分のお年玉、どうにかママには受け取ってもらえたのですが、ニョニャ料理はムスリムのお兄さんのお招きとあって、再び、3人分のお年玉を包んでお渡ししたところ・・大量のお菓子が戻って来ました(笑)

長女のBFの説明では、「人を招いた時点で、お客さんからお金やモノを頂くコトは何も期待していない」「特に、若い世代が、リタイアしたお年寄りからお金を頂くことは決してしない」「働いる世代は頑張れば収入を上げられるけど、仕事をやめた人たちは一定の年金しかもらえない。だから、働いている人が支払うのは当然」との考えだそうです。

いつの間にか日本には、年下が年長者に従う文化が根付いてしまったのでしょうね。成長した若者たちが年上を支えるのは、ある意味で健全なんだろうな、と、この国の若いエネルギーを見ながら感じます。

20代30代の人たちが、40代50代の人たちに「ゆっくり座っていて下さい」と声をかける文化や、若者たちが、私たち年配者を見ると、すっと立ち上がり席を譲る光景は、今の日本では見当たらないですものね。

もちろん中国同様、東南アジアにも少子高齢化の波は少しずつ押し寄せているので、数十年後どうなっているかは分かりません。それでも、宗教色や信仰心が強く仕事より暮らし優先のアジアでは、年配者は早いうちに仕事や責任を若い世代に譲り、気ままにに人生を終わらせるのでは、と思います。そして、若い人たちは親世代を大事にしながら、今の社会を自分たちで築いて行くのではないかな。

中華系家族と密着した一週間を過ごす間に、いろいろな気付きを経験しました。

写真の鍋料理は、ママの手作り。長女のBFの友達が自宅に集まる前、私たちにも「一緒にどうぞ」と夕食のお誘い。鍋が仕切られているので、トマトベースのスープは「激辛」と「辛くない」に分けてました。美味〜。

長女が仕事休みの日、カフェ飯でエッグベネディクトにランチです。久しぶりの街中レストランやカフェ、ほとんどのお店はお正月休みでした。
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