ネバーランド
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コラム

日々想うことなどをお届けします。

貝合わせ、西行上人歌絵かるた遊びなど

2010/11/27
大学院で日本の古典を学んでいる友人から、
「貝合せの会」が催されるので、来ませんか? との誘いがありました。
場所は神楽坂の割烹、とのこと、
私には、かなり敷居が高かったのですが、
全く知らない世界への好奇心もあって、伺うことにしました。

久しぶりに着物姿で、緊張して神楽坂へ。
貝絵の生徒さんでもある小料理屋さんは、近々お店を閉めることになり、
お遊びの会も最後とか・・

貝絵の先生やお香の生徒さんなど、
和の世界の大先輩たちがいらっしゃいましたが、
皆さん、とても気さくな女性たちばかり、
無作法&無粋な私でも、居心地良く楽しめました。

初めて拝見する「貝絵」は、先生が作られたものばかりで、
立派な貝に描かれた絵は繊細かつ華やか。
草や花の絵柄が多く、中には細かい平安時代の女性や風景もあり、
色遣いや金粉の美しさ、線の細かさに驚きました。

貝を上と下とで合わせて、中の絵柄を楽しむ貝合わせ、
和歌・短歌から貝に描かれた花を合わせる歌合わせ、
西行法師の歌から、先生の描かれた「かるた」の絵を当てるかるた遊び、
瓢箪に入れた鈴の音から、その数を当てる耳遊びなど、
平安から鎌倉の遊びを教えて頂きました。

和歌、短歌の三十一文字(みそひともじ)とかるた絵、
何だか今の「マンガ」に繋がる文化なのかしら・・
声を出して詠む和歌は、まるでカラオケ??
など、この時代の遊びは今の日本にも息づいているようで、
その原点に触れられた!悦びがあります。

先生や生徒さんの何気ない古典のお話は、どれも貴重なものばかり、
当時の宮中の暮らしや和歌の世界が、リアルに蘇ります。
料理屋さんで頂いた昼食も、箱に入った不思議な和食。
お弁当ではない「箱入り」の食事が楽しく、
一口サイズに作られた柔らかい品々には、味といい形といい心憎いばかり。

午後3時過ぎて景品を頂き、
皆さんでお道具を片付け、散会となりました。
景品は、分不相応にも素晴らしい貝香合が当たり、恐縮してしまいました。
貝香合は、貝の中に練り香を入れておくそうです。

今日は、日本の草花を、絵柄でたくさん目にしました。
タンポポも紫陽花も、今の大きく艶やかな花とは違い、
楚々とした小さなものばかり。
植物に疎い私、
これからは少しずつ草花に親しんでいければ、と思いました。

*写真は、昼食の箱とお土産で頂いた貝香合(かいこうごう)





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