ネバーランド
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コラム

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スリランカの動植物と自然の循環

2012/03/14
自然の宝庫のようなスリランカでは、たくさんの動物に会いました。
親とはぐれた子象のいる「象の孤児園」では、
大小さまざまな象たちが水浴びをする姿に目を細め、
普通の道路を行く象さんに驚き、その他、いろいろな動物・鳥たちを目にしました。
動植物に疎い私は、ツアーメンバーにあれこれ名前を聞いては、また忘れ、
それにしても、これほど生き物に癒されたのって始めてかな。

この国に自然は溢れていると思いきや、ガイドさんが言うには、
「昔は、もっと密林か多かったけど、人間が少し道を作っただけで、
そこはジャングルではなくなってしまい、大きな象たちは住めなくなるんです。
象の数は、以前は一万頭以上いたけれど、今は数千頭しかいない」。

ジャングルか・・・森や林のレベルでは、象は住めないのですね。
象が村の家を潰すこともあるそうで、動物との共存、
そんなに簡単なコトではないですね。

それでも、食べ物だけでなく、
植物から取れるさまざまなスパイスや脂が薬草や医薬品になったり、
自然療法がアーユルヴェーダになったり、
占星術もとっても盛ん。
そうそう「象の糞」から「紙」を作る、とも言ってました。
数千年続いている、自然のエネルギーや自然の循環が、
実際、どの程度この国の暮らしに残っているか分からないけど、
科学万能の日常を過ごす私には、目からウロコのコトばかり。

ガイドさん曰く、
「スリランカは暫くこんな感じでしょう。20年くらい変わらない」
と、その言葉は、少し残念そうだったけど、
「発展したい!」という強い願望は感じられませんでした。 

紀元前から1000年ほどは、城や寺院、町を作る高度な技術を持っていた島、
今では、発展から取り残された国になったけど、
豊富な食料と自然に恵まれ、さまざまな信仰が根付く「祈りの島」に、
近代文明は似合わないかも。
むしろ・・発展しなかったコトで、
これからの長い時代、豊かに生き延びられるのかもしれない。

大きな海と動物たち、デッカい自然と南アジアの蒸し暑さ・・・
生き抜くパワーとエネルギーもらった春の旅でした。
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